【大人の歯列矯正153日目】抜歯?非抜歯?治療途中に選択を迫られた理由②
続きです。
▼前回の記事です
【大人の歯列矯正152日目】抜歯?非抜歯?治療途中に選択を迫られた理由① - よりどりみどり
B先生の説明
みどり「先生は、わたしの歯列矯正の状況と、これからの方向性をどのようにお考えですか?」
B先生「まず、現在の状況について、セカンドオピニオンとして話します。みどりさんの元々の歯並びは、非抜歯でも抜歯でも矯正が出来るものです。それぞれの歯のガタツキの距離が4mmまでの人は非抜歯でも抜歯でも矯正治療ができます。非抜歯で矯正をすすめてこられたA先生の方針に間違いはありません。」
元々の歯の模型です。
みどり「でも抜歯をする方法もあるんですね?先生がその方法を薦める理由を教えてもらえませんか?」
B先生「矯正治療の考え方が違うからです。詳しい分析をしていないのでなんとも言えませんが、みどりさんの元の歯並びなら、僕なら抜歯してから矯正する可能性が高いです。」
(※この後、同じ質問を言葉を変えて2、3度するが、詳しい理由は教えてくれなかった。A先生の立場の為だと思う。)
みどり「では、先生は抜歯をする方法をお薦めなさるんですね。」
B先生「ここでもちろん抜歯をして再度矯正をしなおすことも可能です。しかし、みどりさんの場合はリスクがあると考えています。」
提示されたリスク
・歯列矯正を半年近くおこなってきた。抜歯してやり方を変えると、ここまで動いてきた歯を、全く違う方向に動かすことになるため、歯に余計な負担がかかる。
・歯に負担がかかると、歯の根っこが短くなり、将来的に歯がグラついたり、不安定になる恐れがある。また、歯茎が下がってしまう可能性もある。みどりの前歯は元々歯の根っこが短い。更に短くなると、最悪、将来的に歯が抜けることもある。
・抜歯矯正に切り替えるのは不可能ではないが、非抜歯でも完成に問題はない。当初の非抜歯で行いたいという希望を生かしたまま、リスクを減らし、今のままA先生のやり方で矯正を終えたほうが良いと僕は思う。
ほう。なるほど。リスクもあるのか。ところで先生、みどりが気にしている「顎の梅干」って、抜歯すれば治るんでしょうか?
顎の梅干は、普通の人は口をうーっと前にすぼめると出来る、顎のしわのことです。オトガイ筋に緊張がある状態です。みどりは何もしなくても元々あります。矯正を始めてから少し良くなりましたが、まだ完全に治ってはいないんですね。
B先生「それは、正直なところ、歯列矯正治療の分野ではありません。矯正をして治る人もいれば、治らない人もいます。みどりさんは顎が小さいから、もしかしたら、歯を動かしても周囲の軟口蓋はあまり動かないかもしれません。歯を3mm動いて、ようやく、柔らかい軟口蓋が2mm動くのです。顎の梅干は手術か、トレーニング※で改善するしかないと思いますが、(自分の)専門ではありません。」
※トレーニング:以前も記事で書いた口腔機能訓練(MFT)のことです。これについては、詳しい先生と詳しくない先生がいるようです。
【大人の歯列矯正 44日目】口腔機能訓練(MFT)にチャレンジ 小顔美人になろう - よりどりみどり
しかし、同じような悩みは多いはず。歯列矯正の専門医が、歯に近い口周りのことを専門外とバッサリ言えるものなのでしょうか。 疑問が残りました。
みどりの決断
抜歯矯正ではリスクがあることが分かりました。それは事前に調べていた通りです。それなら安全を取りたい。見た目については、もっと美しくなるならそれはそれでいいけど、年を取った時に起こりうるリスクを回避するのは、結構大変そうです。
美しさも大切だけど、歯並びが良ければ美人になるわけではありませんし、随分揃ってきた歯並びに大きな不満はありません。歯は一生ものですから、安全で確実な方法を取ろうと決めました。
みどり「B先生のご説明、とても良く分かりました。今までの治療のまま、非抜歯で治療をしたいです。では、今後の具体的な治療方法はどうなりますか?」
B先生「分かりました。では、今後については、院長からご説明いたしますね。」
ようやく納得のいく説明を受けられ、スムーズに話が進むと思って胸をなでおろしたのもつかの間、この後、ムムーっとなることが起きるのです。
長くなったので、今日はここでおしまい!続きは次回に書きます。
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【大人の歯列矯正154日目】病院都合で転院か!?対応が酷くて頭に来た。 - よりどりみどり
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