よりどりみどり

歯列矯正・ミニマリスト体験記など

MENU
スポンサーリンク

大人なのに注射・採血が怖い どうやって克服する?

みどりの苦手なもの。それは注射。

大人になっても注射や採血が怖いです。

 

注射・点滴・採血。この3週間で計7回受けました。辛かったけど乗り越えました( ;  ; )


今日は注射嫌いが、自分で工夫した「恐怖感を和らげる方法」を紹介します。

根っからの注射嫌い

子どもの頃から注射が苦手でした。小学生になっても、注射の時間は毎回ギャン泣き。今思うと恥ずかしいです。

 

6年生になった時、学校の集団検診で受けた注射(インフルエンザか何かだった)。生まれてはじめて涙を流さず受けられた時のことをよく覚えています。

 

嘘でしょ?いえホントです。着てる服まで覚えてるもの。


オレンジ色のパーカーと、ベージュのハーフパンツ。目をギュッとつむって腕を出している間、涙は一滴もこぼれてきません。


終わった後は「あ、もう泣かなくなった!大人になれたんだ!」と、誰もいない視聴覚室の前のリノリウムをスキップして、教室に帰りました。本当に嬉しかったです。

 

その後も恐怖心は消えない

中学生・高校生と年齢を重ねるにつれ、注射の回数が減っていきます。しかし相変わらず注射は怖いままでした。だけど出会わなければ、なんてことありません。

 

当時は「おとなになったら注射しなくていいんだ、チョロい」と思っていました。幸い、健康体だったのです。予防接種はほとんどが任意でした。

 

しかし社会人になってから、毎年、健康診断があります。採血の度に「怖い」「苦手なんです」と看護婦さんに許しを乞います。勿論逃げられないので、大人しく採血をするわけですが、怖くて怖くて毎回足がすくみます。終わればもうそれで良いのですが、針が腕に刺さっている数十秒がとても辛いのです。

 

「手術なんて出来ないわよ」

これは病院で看護婦さんに言われた言葉です。

 

先日、とある手術をしました*1

 

手術の2週間くらい前に採血をしたのですが、手術への不安もあって、ブルブルと震え上がってしまったのです。

 

「あなた採血でこんなに怖がってたら手術なんて出来ないわよ。大丈夫?」と看護婦さんに真顔で心配されました。

 

本当に仰るとおりです。ただ採血や注射が怖くて手術が出来ないのは絶対に嫌です。恐怖心を乗り越えようと思い、色々と考えてみました。

 

f:id:midori32:20160422123323p:plain

準備するもの

ノート(紙)とペンを用意します。

なるべくまっさらなものが良いです。

 

克服のステップ1 何が怖いのか考える

体に針を挿して血を抜くだけなのに、どうしてこんなに怖いのか?何が怖いのか?自分の気持を箇条書きで、素直にノートに書いていきます。

 

まず、異物が体の中に入ることが苦手だなと思いました。

口の中に歯列矯正のブラケット等も異物ですが、鋭利でなく、痛くないものは大丈夫のようです。

 

そこまで考えて初めて、鋭角なもの・尖ったもの=針が体の中に入ることがピンポイントで嫌なようだということに気が付いたのです。

 

わたしが怖いのは「針(尖った異物)が体の中に入ること」さらに「痛いこと」。

 

恐怖心があると、どうしてもこういう分析が出来ません。ノートに書き出すことによって、本心が分かり、自分の気持ちを知ることが出来ます。

 

克服へのステップ2 具体的に何をするのか冷静に考える

続いて「注射や採血は具体的にどんなことをするのか」を改めて考えます。

 

皮膚から血管に針を挿して、薬的なものを入れたり、血を抜いたりします。

 

次にどうしてその行為をするのか?「注射などの目的」を考えてみます。

 

針という異物を入れるのが目的ではなく、薬を入れたり、血を抜くための手段としてやっていること。針の侵入が永久に続くわけではないこと。その際に痛みがあるのは、仕方のないこと。

 

わたしの場合は、この辺まで書き出してようやく冷静になってきました。

 

当然ですが「自分を怖がらせるためにやっているわけではない」「震え上がるほど怖い体験を強いられているわけでもない」と気付くことが出来ました。

 

克服へのステップ3 注射の時は好きなものを思い浮かべる

恐怖の理由がわかると、気持ちが楽になりました。さらに目的を考えることで、そんなに怖がらなくても大丈夫だと分かりました。

 

だけど...そうはいっても、嫌なものは嫌。

 

その後、手術・検査などで注射・点滴・採血が度々ありました。その度にやっていたのは目を閉じて、好きなものを思い浮かべること。

 

わたしの場合は、飼っているウーパールーパーのなめちゃん・うつぼちゃん・恋人・友達・メゾンカイザーのデリスブラン *2etc...自然とニコッとするような、本当に好きなものを想像します。

 

そうするとニコニコしているうちに「なめちゃん可愛いなあ...あっ、ちょっと痛い...あっ、でもなめちゃん可愛い、えっ、あっ、終わったの、ほっ」という感じでやり過ごせます。

 

少しマシになった

完全に恐怖心が消え去ったわけではありませんが「何が怖いのか」「具体的に何をする行為なのか」を真剣に考えてみたら、大分マシになりました。

 

怖いことって直視できないので、今までちゃんと考えてませんでした。ノートに書きだすのはおすすめです。

 

苦手なことがあるのは仕方ありません。恐怖心を和らげることで、自分を大切にしてあげられたら良いなと思います。注射を少し楽にする方法、お悩みの方はぜひ試してみてください。

 

みどり

*1:経過観察中ですが、無事に終わりました。ご心配無用です。

*2:メゾンカイザーは首都圏を中心に展開するパン屋さん。デリスブランはホワイトチョコレートが練りこまれている甘いパンで、焼きたてが最高に美味しい。むしろ焼き立てじゃないと駄目です。窯がある店舗で、焼きたてを是非食べてみてください。