よりどりみどり

歯列矯正・ミニマリスト体験記など

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過去の自分の闇に気づく『ミニマリストという生き方』を再読して思うこと

みどりです。前回の記事で書いたことをちょっと広げてみます。

 

前回の記事はこちら 

midori32.hatenablog.com

 

 

ワタクシみどり、この本の中で2015年の秋にインタビューに応えているんです。 

 

この本は「なぜ今ミニマリストなる人が増えているのか、彼らは一体何を求めて生きているのか」という辰巳さんの問いかけからはじまっていて。

 

 

冒頭の「はじめに」を抜粋すると

【ミニマリストとは】

 

1.モノは自分にほんとうに必要な最小限にすること

2.大事なモノのためにそれ以外を減らすことをミニマリズムとし、そうする人のことを「ミニマリスト」と呼ぶ

 

自らを定義し、その定義によって自らの存在を宣言する。そこにはよほど強い思いがあるのだろうと素直に伝わるモノがある一方で「そんなに新しい存在なのか」と言う疑問も抱かざるをえなかった。

 

なぜなら、かれこれ15年も日本では片付けブームが続いている。「断捨離疲れ」という現象まで起きている中で、いまさら「モノを持たない暮らし」には特別な響きは何もない。(中略)この本を取ってくれたあなたは、ミニマリストについて何を思ったのだろう。憧れか、反感か。正体を知りたいのか。読み終えた時に、自分が何に向き合ったのかが腑に落ちてくれることを願っている。私がそうであったように。

 

そこで、辰巳さんは、芸能人から一般人まで、何人かの取材を実行されます。

 

絶賛ミニマリストライフ満喫中だった私にも、白羽の矢が立ったというわけ。

 

今回、自分の軌跡をたどるにあたり、ブログや様々な可能性を広げてくれた「断捨離」「ミニマリスト」は 切って離せません。

 

当時何を考えていたのかな、と気軽な気持ちで本を開いたのですが、過去の自分のまあまあな闇に出会ってしまいました。笑

 

当時の私

 

表向きは、青山に勤めるキラキラOL。やっかみが嫌だったので、そんな風に書くことは一度もなかったですが(笑)当然のようにキラキラしてました。

 

見え方は派手だったけれど、ランチは1節約,2ダイエットのためにお弁当だったり、暮らしていたのは江戸川区だったり、同棲中だったり、暮らし自体はわりと地味。

 

下は本に載っていた写真です。今と比べるとずいぶん地味ちょっと雰囲気が違って見えますネ。

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当時の恋人との未来について

 

その時付き合っていた恋人。彼とは結婚や子育てもやんわり想定した上で同棲をはじめました。

 

誰にもそんなことは話していなかったですし、彼ともあまりそんな話もしませんでしたが、年齢的にそうなのかなと。

 

そんな未来のこともちょっと頭に入れて、都心部までは少し距離があるけれど、家賃はひかえめ、スーパーや公共施設、自治体の支援が豊富な江戸川区を選びました。

 

しかし!そのような想定があったにもかかわらず、私は、インタビューの中で結婚も子育ても、ある意味否定していたんです。

 

辰巳さん◆結婚や出産については、考えますか?

 

みどり◆たまにそのへんのことを考えると、憂鬱になってきますね。私も彼も、たとえばお金の計算とか毎日同じことをするとかが苦手で、似ているんですよ。自分の中には「したいこと」「したくないこと」「どっちでもいいこと」があるわけですが、結婚や子育ては「どっちでもいいこと」に入っている気がします。

 

辰巳さん◆「したくない」わけじゃないんだ。

 

みどり◆でも最近、子育てが「したいこと」に入ってきているかな。そうなると、日本では結婚したほうがいいですよね。

 

辰巳◆結婚しないで子どもを持つことには抵抗がありますか?

 

みどり◆そういう人はレアケースだから、理解が得られないですよね。

 

いい感じに、矛盾していますね。。。

 

確かに当時、私が考えていたことはその通り。周囲にもそのように話していました。

発言に嘘はありません。だけど、自分の心の奥底の思いとは明らかに違う。

 

さらにインタビューは続きます。

 

みどりさんにとって家ってなんですか?

 

辰巳さん◆ところで、みどりさんにとって「家」ってなんですか?

 

みどり◆「箱」。なんといったらいいのかな、動物は寝る時に巣に帰るじゃないですか、そんな感じです。「寝床」かな。

 

私にとって家は「箱」と。動物の寝床みたいな感じだと。

 

わたしはここで、泣きそうになってしまいました。

 

なぜか。諦めていたんだろうなと思うのです。

 

あたたかい家庭も。幸せな結婚生活も。パートナーシップも。自分にはできないんじゃないかと思っていて、こんなに自然に「嘘」をついていた。

 

諦めていた幸せ

 

そう、結婚も出産も、暗に諦めていたんです。

 

「幸せな結婚ができるわけがない。」「自分が、十分な子育てをできるわけがない。」と思っていた。

 

その深層心理は、私の子供時代にあります。

 

2年ほど前からブログをお読みの方はご存知かもしれませんが、私は、しあわせな家庭で育ったかというと、そうではありません。

 

表向きの暮らしは平均的で事足りないことはありませんでしたが、私は、母や父、そして家族の中で、精神的な安心感を感じたことがほとんどありませんでした。

 

今更そのことについてとやかく言うつもりはなく、この記事の補足説明をしたくて書いていますが、具体的にはわたしのnoteマガジンに書いています。有料ですが、たまに限定記事が更新されます。興味のある方はどうぞ。

 

noteマガジン「みどりのあしあと」完成しました! - よりどりみどり

 

絶望的な孤独感と共に生きてきた

 

どこに行ってもひとりぼっち。

誰と居ても不安。

自分は世の中に必要とされていない子なのではないか。

 

そんな思いが幼少期からずっと根深く残っていて、今の私に至るまで、低下したセルフイメージを回復させたり、両親を理解するために、ものすごく努力したんです。10年、いや、20年はかかっています。

 

で、今はそうやって傷ついた人たちのセルフイメージをぐんっと上げる活動をしているわけなのですが、私にも、まだまだ、足りないところがあって。。。これはまた別の記事で書きますね。

 

当時は諦めていたけれど

 

で、本の話に戻りますが、当時の私はまあまあな闇と自己矛盾を抱えていて、結婚も出産も諦めていたけれど、今はそうではないなと思うんです。

 

当時の私の気持ちを汲んで語るならば、今は

 

「結婚も出産も子育てもしてみたいけど、大切なものが損なわれるのは、嫌だな」という感じ。

 

大好きな恋人を失うのも、万が一妊娠して出産して失敗するのも、とても怖いです。

だけど、失敗が怖いなら、失敗する要因をできるだけ排除するように、工夫していくだけ。

 

怖れを認めることができている今は、どちらもそのうちに、きっと叶う日が来るのでしょう。

 

大好きな彼と一緒にいることが安心で何より楽しくて、家もすごく大切で、あったかい家庭を持ってみたいな、と思う今だからこそ気づいたことです。

 

たった2年。だけどすごく長い期間のように感じます。体感的にはあっという間だったけれど。

 

▼今の私と比較すると「ああこの人こんなこともあったんだ」と、成長過程が楽しめます。是非読んでみてください。笑

 

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