あっという間に習慣化したピラティス。
2月に初めて体験レッスンに行ってから、実に66回レッスンに通っていました。
最近では週6で通っているし、1日に2レッスン出ることも少なくないので、自分としては、ほうほう、そんなもんか、という感じですが、1ヶ月30日として、2〜3日に1回はレッスンを受けていたことになりますね。なかなか高頻度!
今日はタイトルのことについて書きたいと思います。
マインドフルネス先生のプライベートレッスンでした。
先生に、今日は何をやりたいですか。聞きたいことはありますか。と聞かれて、答えたこと。
「お腹を強くしたいです」
私からの先生へのお願いはこんな感じ。
「最近では肩甲骨や肩の位置がずいぶん下がってきて、(肩こりは少なくなったし)以前より、ウンと過ごしやすくなりました。でも、多分お腹が弱いんだと思います。お腹をきちんと使いたいけれど、力がすぐに抜けてしまうんです。」
いわゆる体幹だ。これを「パワーハウス」と呼ぶ。これが私はめちゃくちゃ弱い。
(画像引用:https://cocona-training.com/archives/4009)
パワーハウス筋
これは「胴体部分を包み込む筋肉」で、下記4つの筋肉を総称した名称です。
- ①腹横筋
- ②横隔膜
- ③多裂筋
- ④骨盤底筋群
パワーハウス筋が弱くなると
パワーハウス筋のどれかが緩んだり、脂肪が蓄積して内臓を圧迫したりすると十分に機能が働かなくなり、結果的に、腹圧が低くなる→内臓が正しい位置で支えられないという流れになり、下記のようなことが起こります。
- 下腹が出る。
- 内臓が十分に働かない。
- 速く歩きにくい。
パワーハウス筋を鍛えると
パワーハウス筋が鍛えられて骨盤アーチの作用が十分に発揮されていれば、両脚からの力が背骨に集まり、まっすぐ上に向かって、負担のかからない姿勢がとれます。これは下記のようなよい流れにつながります。
- 負担が低い→速く歩ける→血管の病気が減る
- 内臓が正しい位置にキープできる→内蔵が機能を十分に果たす→内臓脂肪がつきにくくなる。
よしきた!と言わんばかりに、先生はロールダウンという、いわゆるお辞儀をする動作を指示してくれました。先生のいう通りに身体を動かすと。。。んギギギ
ただ深くだらんとお辞儀をして、戻ってくるだけですよ?
それだけで、全身からブワッと汗が出てくる。お腹の腹部の導引をしただけで。
もう、小一時間ずっとそんな感じで。
派手な動きはしていないのに、汗で全身ビッショリです。プライベートレッスンの日は、Tシャツ一枚だと汗でペタっとすることがあるので、先生に不快感を与えてはいけないなと、Tシャツの中に薄手のキャミソールを着ているのですが、レッスン後は、キャミソールもその中の下着も、色が変わるくらいビッショリ濡れていて驚きました。
マシンを使っても、マットでも、どこでも、とにかく、お腹、お腹、お腹。鼻から息を吸って、フーっと口から静かに息を吐いて、腹部を導引して、膣をキュッと絞り上げて、そのまま口から出てしまうイメージで。きちんと腹部を導引する=身体のコアを使うためには、背中に呼吸を入れることがとても大事。イメージの問題。胸骨を上げずに、身体の後ろの方に呼吸を入れる。するとお腹が勝手に引き上がる。腰の力で頑張らず、体幹がきちんと使える。
さてここからが本題です。
この日のレッスン前の私は、正しくお腹を使うために、なぜか足や肩や腰を一生懸命、頑張って力ませてたんです。肝心のお腹はほとんど使わず。苦手だから、頭では使いたいと思っても、身体が動いていなくて。
正しい身体の使い方に自分で気づいた時、感動して泣いてしまいました。(本当に先生のレッスンはすごくて、よく涙が出ます)
頑張らなくていいんだ、って。これって人生と同じじゃないかと。
頑張ることが、必ずしも成果につながるわけではない
正しい身体の動きをするには、頑張ってはいけない。
それぞれの身体の正しい位置を知り、
正しい場所に少しの力を入れ、
正しい方向に動かしていけばいい。
同様に
パートナーシップを積み上げたり、改善するのも、
人間関係を構築したり修復するのも、
ビジネスで信頼を得るのも、
自分の夢を叶えるのも、
全部同じ。
がむしゃらにやっても、だめ。
必要な積み木を集めて、ただ淡々と積み上げていくだけ。
講座生やコンサルのクライアントさんにもよく伝えていることです。
頑張りすぎてはいけない。頑張らないで、できることをするんだよ、と。
何をするにも本当にすごく大事なこと。
力まないですることの方がスルッとうまくいく。
方法がわからないなら、知っている人に聞きにいく、実践する。
頭でわかってても、この日の私のように、身体で実践するのって難しいんですけどねw
改めて、ピラティスってすごいな〜と感じた日でした。
頑張りすぎな皆さまへ
暑い中毎日おつかれさまです。
疲れたら、ふーっと深呼吸。
優しく、身体の疲れたところに、ぶわっと血流を送り込むイメージで。
つまづいたら、基本に立ち返りましょう。
どんなことでも、大切なことだと思います。
小鳥遊みどり