よりどりみどり

歯列矯正・ミニマリスト体験記など

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ものを捨て、常識を捨て、自分を思い出す

朝4時に身支度をして、同居人の車に乗って明け方に都心部に出てきました。わたしも朝から用事があるのと、これからキャンプに行く彼と数日間お別れなので、2人の時間をつくるため。数十分でしたが満たされた時間でした。

 
今、電車を乗り継ぎながら、知らない場所に来ています。半ば瞑想をしながら駅のホームにぼんやり佇んでいたら、タイトルが浮かんできました。「ああ、わたしはなりたい姿になるために、今手にしている物事を捨ててきたんだな」と、ふっと思いました。

まずは余計なものをどける

みどりは昔、お洋服の売り子をしていました。お店のレイアウトを考えるのがとても苦手でした。どこに何を置いて、お人形さんに何を着せたらお客さんから素敵に見えるお店になるのか、全然分かりません。
 
上手な人って凄いんです。ものの配列や組み合わせを変えるだけで「このお店、入ってみたいな」と思うレイアウトを5分10分で組んでしまうんです。
 
上手な先輩にコツを聞いてみました。
「良いレイアウトを作りたければ、まず、余計なものをどけます。それから、見せたいものを持ってくるんです。そうすると、うまくいきますよ。」
 
言葉の意味は分かったけど、その時は自分の中にストンと落ちる体験は味わえませんでした。相変わらずレイアウトは苦手なまま、売り子の仕事を離れました。
 
今ならよく分かります。先輩が言っていたことは優先順位をつけること。そのものの優劣・良し悪しではなくて今、必要なものを1番・2番・3番と決めて、上から順に並べていく。出来ないのはセンスが無かった訳ではなかった。次元の違うことで悩んでいたようです。
 

ものを捨てて、苦手を捨てた

10年位前、君は優先順位を付けるのが苦手だと、周囲の人からよく言われていました。
 
多感で、外に出る度にちょっとしたことで傷ついていました。擦り傷はどんどん増えて、いつの間にか大きな傷になり、生きることが怖くなり、毎日のように泣いていました。家族も友人も恋人もいたけれど、自分のことを信じられない故に、誰も信頼出来ず、1人でメソメソしていました。
 
自分を見失ない、何を指針に生きれば良いのか、何を大事にして過ごせば良いか、わからなくなっていました。優先順位がわからなくて当然です。
 
昨日、取材でいらした方に、どうしてミニマリストになったの?と聞かれて、その時はなんか面白そう、自分もやってみたいからと答えたのですが、それだけではなかったようです。
 
わたしは自分自身の優先順位を思い出したり、優先順位を付けるためにミニマリストになったのかもしれません。
 
欲しいものや手にしたいことがあって、だけどそれがぼんやりしていてよく見えない。自分の周りに高く積み上げられたモノたち。その中で蹲っていると、上の方から光が差してくる。モノを掻き分けて背伸びをすると確かに何となく光が見えるけど、良く分からない。それならモノを退けてみよう。それがわたしの断捨離でした。
 
物以外も捨てました。身にまとっていた7kgの脂肪を捨てました。
(ダイエットです。身軽になり、移動するのが楽になりました。)
 
TOEICの試験勉強を集中的にすることで一時的に日本語を捨てました。
(英語が少しだけ理解できるようになり、ニュースやウェブサイトから、新しい情報が入ってくるようになりました。)
 
姿勢の教室に通って、間違った姿勢を忘れました。
(身体が楽になり、マッサージなどに頼り過ぎることがなくなりました。)
 
ごめんなさい、今まで付き合ってきた友人も数人を残してこちらから距離を置いてしまいました。(また、どこかで!)
 
通念常識や価値観を疑い、これは違うのでは?と感じたことを捨てました。(素敵だな、格好良い、こんな人になりたいなという有名・無名の人たちの本や動画を沢山見ました。)
 

みどりの大事なこと

ふっと降りてきました。
 
移動し続けること。
一生恋愛し続けること。
自然と生き物を愛すること。
 
もしかしたら今後変わるかもしれませんが、大切なことだなと感じます。
 

なりたい姿があるなら、もの捨てはいいかも

今上手くいかない人は、余計な価値観があなたを苦しめているのかもしれません。あなたがあなたらしく生きるには、ある種、常識を捨てることが必要なんじゃないかと思います。価値観を取り除いて常識に背くための手段として、物理的なものの排除=もの捨て、おすすめですよ。
 
みどり