「最小限主義」沼畑直樹さんの本を読んで思い出したこと
「ミニマリスト」と名乗ったのは今年の2月
断捨離が終わったのは6月。
必要なものと量が分かり、ミニマリズムも生活に馴染んできています。
みどりはこんなミニマリスト
つまるところ、中身も外見もいい女でいたい。アクティブに動き回れる暮らしを送りたい。そんな思いがあります。
人並みに機能を追い求めたり美しさを求めたり節約をすることもありますが、ただ、生きる手段としてミニマリズムを利用している人です。
みどりはどんなミニマリスト? - I'll not pretend to be someone who I'm not.
自分の量を決める
量や大きさは自分で決めよう。
収入も、クルマも、家も。
(中略)
価値観を自分で決めて生きるために。
引用:最小限主義(まえがき前のカラー部分)
自分に必要なものの量を知る。
必要な持ち物の量はわかったけれど、他のことは「身の丈を知らない」部分が多いなと気付きました。
仕事・収入・食べもの・人・時間。
制限を設けるという意味でなく「最低限はこのくらいで、これだけあれば、よりいいなあ」というラインを考えていきたいです。
お金はいくら稼げば良いのか。
食べ物はどのくらい食べれば良いのか。
答えは、自分が幸せを感じられるか、どうか。
こんな価値基準で、選んでいいのです。
音のミニマリズム
歩く音、食器を出す音、しまうときの音。
これらにすべて音がある。
(中略)普通にやっていると、本当にうるさい。
音を立てないように動いてみると、どういう動きになるか。
それは、動きが、スロウになるのだ。
(中略)
その動きが、結果として、とても丁寧で、美しいと思った。
引用:最小限主義(P24-25)
沼畑さんは、まだ小さいお嬢さんに安眠してもらうために、自然と生活音を小さくしようと心がけたそうです。結果として、所作が作法のように美しくなった。
自分の行動を振り返ってみると、扉を閉める音、食器を重ねる音、椅子を引く音など、確かにとってもうるさかったです。
音を立てずにスッと動く女性は素敵です。
いいなあと思ったので、早速真似しています。
まるで自分がキレイなひとになったようで、大変気持ちが良いです(笑)
自然と触れる時間を多く持つ
空は世界とつながっている。なにもない日にただ空を見る。
キャンプをしに出かける。
公園に行く。
それだけで楽しくて心地よい、と沼畑さんは本の中で何度も書かれていました。
自然に触れる時間は、わたしにとっても幸せなこと。
なかなか登山に出かけられなくても、ベランダに出て空を眺めたり、仕事中にふっと抜けだして公園や空中庭園でぼんやりしたり、緑や空の青を感じることは出来るはず。
バランス良く取り入れていきたいなと思いました。
食のミニマリズム
ある日、「今の食べ方だと胃が大変なのではないか」と思った。
パスタに和食、パンにスープ、寿司にタイカレー。
(中略)
とりあえず、せめて家で作る夕食だけでも、和食に絞ったらどうだろうか。
引用:最小限主義(P42)
戦後、日本の食卓は少しずつ賑やかになっていったと思う。
豊かさが増し、外国の食文化が少しずつ入ってきて、夕食は豊かさの象徴だった。
(中略)
主婦にとっては、いかに夕食を豪華にするかが、大切な仕事だった。
引用:最小限主義(P46-P47)
10代・20代の頃に比べて、食べるものの量が少しで済むようになりました。
また、食べるものを取捨選択しないと、必要以上に太るように。
美味しいものは大好きだけど、あれも、これも、食べるわけにはいかない。
そんなことを感じていたので、目に止まりました。
わたしのお母さんは、まさに上に書いてあった時代の主婦。
自分にも同じ思考があることに気付いて驚きました。
同居人には、夕飯は自宅で、いい感じのものを食べてほしいなあと思っていたのです。
でも夕飯って、実は質素でも良いですよね。
夜は寝るだけだし。
「夕飯だけ和食」、早速取り入れています。
最小限主義は、さわやかな気持ちになれる本
美しいものをたくさん知っていらっしゃるのであろう沼畑さん。
最初から最後まで、気持ちが洗われるような言葉や文章でいっぱいです。
満員電車で読んでいて、身体は窮屈で辛いはずなのに、この本を読んでいる間は、とても良い気持ちでした。
沼畑さんのブログ
Minimal & ism | ミニマル&イズム less is future
佐々木典士さんとお二人のブログです。
みどり