昨日、以前コンサルみどりでお会いした方とタイミングよく再会しました。
現在地方にお住いですが、たまたま東京にお越しということが分かったのです。素敵な人で、また会いたいなと思っていたので、とても充実しました。
彼女は、私に会った日を境に人生が180度変わったと言います。詳しくは言及しませんが、結構大変な経験をされていて、今もまだ過渡期にいらっしゃる。直接的には何もできませんが、今後、彼女がより楽しく自由に生きていけるといいなあ。
彼女は、ことあるごとにお金や生活費の心配をぽろっと口にしていました。
ご本人からしたら「そんなこと話したっけ?」と思うかもしれません。些細な発言ばかりでしたが、あ、気になるんだろうな、という感じで。
今日は、彼女に「お金なんて大丈夫だよ、何とかなるよ」という話をしたことから思い出した話。
お金の不安って実は嘘なんだよってことを書きます
みどりの体験談より
私の話。去年の6月くらいに、
会社を辞めたらやばいんじゃないか。
定期収入がなくなって稼げなくなったら死ぬんじゃないか。
大手ホワイト企業の看板を捨てるなんて。
フリーランスなんて無理じゃないか。
真剣にそう思っていた時があります(笑)
しかし、あのとき私がお金や立場を捨てる不安で隠していた恐怖は「一人になってしまうのではないか」という思い込みでした。
「恐怖」には原因があるが、その原因を自分で隠蔽すると「不安」になる
(引用:生きる技法ー安冨 歩)
会社を辞めたら、今までの仲間が全員いなくなるのでは。
今まで仲良くしてくれていた人たちが離れていくのでは。
だけど元々会社に友達はいなかった...今まで上辺で仲良くしていた人は、私が週末起業でお金を稼ぎ出すと訝ってすでに離れた...
反して、そうではなかった人がいました。転職しようが、週末起業をしようが、ずっと応援してくれた友人達。恋人も同様で、私を応援するスタンスを崩さず。
結局、一人になることなど、本当は無かったのです。だけどその時は怖くて仕方がなくて、その恐怖をお金の不安で隠蔽していました。
今現在、会社を辞めて独立して思うのは恐怖は妄想でしかなかったなということ。友達も恋人も仲間も変わらずにいるし、実際に稼げなくて死ぬこともない。月によって上下はありますがこれは当然。フリーランスの常識です。
極端なことを書けば、日本には生活保護という制度があるし、そうそう死ぬことはないでしょう。
実際のところ、仕事がなくてもお金の心配をそんなにしなくても、頼れる人間関係や、少しの蓄えがあれば、当面の生活に困ることはないです。
私にはどちらもないという人は、本当にどちらもないのでしょうか。
自宅にはブランド物が埃をかぶっていたり、お金になる持ち物がゴロゴロ転がっていやしませんか。
あなたには家族、親兄弟はいないですか。友人が一人もいませんか。知り合いやあなたのことが好きな人は一人もいないのですか。自分から勝手に距離を置いていやしませんか。
別の方の話。
コンサルみどりでお会いした方で副業について教えて欲しいという人がいました。
奨学金返済が多くあり、とても重荷になっているから、収入を増やしたいと。
さらに、今の仕事が嫌いで、楽しい仕事をしてみたいと。
しかしよくよく聞くと、彼女は結婚していて、最悪働かなくても生活はしていけるらしいのです。月の奨学金の返済額は確かに少なくはないですが、パートに出れば十分まかなえる金額でした。
さてここで矛盾を感じます。
仕事が嫌いなら仕事を辞めて、パートに出て奨学金を返せばいいし、余力で心から楽しめる副業でもしたらいいと思うのですが、ご本人はどうしてもそれをしたくない。
色々聞いていくと、フルタイムで働いていないと自分が必要とされていない感じがするそうです。私は、承認欲求を仕事で満たそうとしているのではないかなあ、と感じました。
確かに仕事をする中で認めらることもあると思います。でも、つまらないことを嫌々しながら、本当に欲しい承認欲求は満たされるんでしょうか。
今の状態では、残念ながら副業をしても上手くいかないでしょう。欲しいものがお金そのものではないから。
月1万程度でいいならいいけど、月に100万円を超えるような副業は絶対に無理です。途中で辛くなることが目に見えいている。だいたい副業の方法など本気で知りたければ、今すでに、何かしら行動をしているでしょう。
話を戻します。彼女はただ漠然と自分の将来とお金に不安を感じているように見えました。
なぜか。自分と向き合うのを避けるため。だけど本当はわかっているのです。自分と向き合うことが必要なことを。
いったい何が本当に重要なのかという問いを避けて人は今を生きる。問いは辛い。先も見えず、問えば問うほど孤独になる。それに耐えきれなくて人は予め用意された皆と同じ価値観の中を生きる。
(引用:走る哲学ー為末 大)
そこで私は聞きました。
「周りにお金持ちはいませんか?」
すると彼女は数秒後にいます、と答えた。彼女の旦那様が倹約家でちょっとした貯蓄があるらしい。
まずは旦那様に相談してみたらどう?と勧めたところ、
早速、私と会った後、今現在の返済額を計算し、彼女が何が不満で何に困っているかを旦那様に真剣に伝えたところ、なんと奨学金の大半を肩代わりしてくれることになったそう。良かった!!!
彼女が苦しく不安に感じていたのは、収入が少ないことでもなく、お金を副業で稼げないことでもなく、奨学金がたくさんたまっていることでもなく「大人になったら一人で生き抜いていかねばならない」という思い込みでした。特定を避けるため、思い込みの要因については避けますが、家庭環境にある様子でした。
幸いなことに、彼女の隣には、相思相愛の旦那様がいます。ご家族も健在。
よくよく聞くと、彼らはいつも、物理的にも精神的にも彼女を支えてくれていたらしいのです。
思い込みを捨てるだけで、生きる重荷が減り、毎日が楽しく前向きになります。
このように、お金の不安は、お金でも何でもないことがほとんどなのです。
そして、人は一人では生きていけません。助ける人がいるならば、助けられる人がいます。
何もかも一人でやらねばならぬ時もありますが、そうしなければ生き抜いていけないわけではないのです。
不安は恐怖を隠す「嘘」
冒頭の方で少し書きましたが、不安というのは恐怖を隠します。
お金の不安を感じているのに全く状況が変わらないという人は、実はお金の不安ではなく、心配事や怖いことが他に隠れているのでしょう。
それが一体何かは、あなた自身によく聞いてみるといいです。
不安は恐怖を隠蔽します。あなたの感じている恐怖はこうですよ、と事実を見せれば、怒りをあらわにする人もいるでしょう。
見たくない人はそれでいいです。だけど、なんだかもうどうしようもないなあ、と少しでも感じているなら、さあ、紙とペンを持って、自己対話をしてみてください。
コンサルみどり
引き続き続けているプライベートコンサル。1月はあと3席。
自己対話は一人でも出来ます。
だけどもし、一人じゃ分からない、どうにかしたいけど怖い、ということであれば、ご依頼ください。
不安、悩み、迷いを抱えながらも、一つずつ乗り越えてきた私だからこそ、あなたに伝えられることがあります。
いたずらや絵文字だらけのメールは無視しますが通常のお問い合わせは100%返信中。
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みどり