【NY】Betty Halbreichさんのパーソナルショッパーを利用したよ【Bargolf Goodman】
NYの老舗百貨店・バーグドルフグッドマンで、Betty Halbreich(ベティ・ホールブライシュ)さんのパーソナルショッパーを利用しました。
パーソナルショッパーは(今回の場合はバーグドルフグッドマンの中で)お店を縦断して、自分に似合う服をスタイリングしてくれる人。お買い物同行サービスのようなものですね。
この記事では、
✔️Bettyさんに会った時のこと&感想
✔️選んでもらったお洋服
✔️バーグドルフ店内の素敵なディスプレイ
を紹介しますね〜!!!
NY訪問の目的でした
今回NYに行った最大の目的は、Bettyさんに会ってそのお仕事ぶりを肌で感じること。
たったそれだけの理由?と思うかもしれないけれど、私にとって「会いたい人がいるから現地まで出かける」というのはとても自然なこと。どうしても行きたい、会いたい、そういう強烈な思いがないと、旅には出ない。(東京暮らしは結構たのしい)
Bettyさんに会うのは、今しかないよなと思った。ちょっと不謹慎かもしれないけど、90歳。お元気そうではあるけど、いつまで会えるかわからないじゃないですか。
ちょうど予定の空いた一週間。ものは試しとメールを打ってアポイントを取り付けました。
🔻詳しくは前回の記事をどうぞ!
Betty Halbreichさんに会いに行く!5番街の老舗百貨店Bargolf Goodman - よりどりみどり
ドキドキしながら現地に到着
ちゃんと下見に行ったのに、ちょっと迷って遅刻w
バーグドルフはMENSとWOMENSが別になっていて、黒い方がMENS、白い方がWOMENSです。
BettyさんのオフィスへGO
私の場合「当日はBettyさんのオフィスに来てね」と案内をいただいていたので、3階を目指します。
カリフォルニア出身のデザイナーが手がける「リックオウエンス」の店内を抜けたところに、事務所への目印が!ドキドキ。
ついにご対面!
白い通路を抜けると、日当たりの良い場所にBettyさんが座っていました!
「は、はじめまして」
「こんにちは、入って」
と優しく手招きしてくれるBettyさん。
オフィスには秘書のMariaさんも座ってました。
オフィスは、まるでデザイナーの部屋!
分厚い本や、服や、メジャーが置かれているだけでなく、インテリアも、すごくおしゃれでした。
帰り際に撮った2ショット。お部屋の様子、伝わるかしら。
めちゃくちゃ緊張しました
最後には上の写真のようにすごく馴染んだけど、最初は緊張してギクギクしていて。笑
理由は英語! 外資にも勤めていたし、英語学校にも行っていたけど、正直そんなに実用的に話せないし、未だに話すことにかなり抵抗があります。
ただ経験が少ないだけなのだけど、すごく怖い。道を聞くとかレストランでオーダーするとかそういうんじゃないから、今回のことも、Bettyさんに会う時だけ通訳の方を連れて行こうかどうか迷ったくらい。
だけど別に大きな交渉をしに行くわけじゃないし、ちょっとしたおしゃべりくらいならなんとかなるだろ、ということで、一人で。
一生懸命、一つ一つゆっくり伝えました。脇汗かきながらw
ちょっと余談ですが、私はもともと話すことにコンプレックスがあって、勇気を振り絞った様々な経験から、今は上手におしゃべりできるようになったけど、言葉にはとても気をつけるようにしています。言葉に傷ついてきた人生だったから(昔は)私も人を傷つけるのがすごく怖くて。
結構ざっくばらんに話すので、私に会ったことがある人はあまりそういう風には見えないかもしれないけど、人によって、言葉のセレクトはすごく慎重にしています。同じ大人に話すのにも、好みも、伝わりやすい言葉も、表現も、全然違う。大概の意味があっていればいいかもしれない。だけどコミュニケーションって本来は言葉以上にすごく深いものじゃないですか。音が共鳴するみたいにお互いの波のようなものを震わせ合って、今まで聞いたことがないような綺麗な音を聞いたり、発したり、セッションし続ける作業だと思う。だからこそ対話は楽しい。で、日本語で使っている細かいニュアンスが英語だとどう正確に表現すればいいのか、よく分からないから、本当に私が意図した通りに伝わっているか、言うなれば相手の理解している「りんご」と私が知っている「りんご」が同じかどうか、不安なんです。でもその辺は多分その土地に長く暮らさないとわからないレベルだと思うので、もう仕方ないから知っている言葉を総動員して話しました。そんな大層なことは話してないけど、でも本当に大丈夫かなって会う前は深刻に考えてた。そう、私、とても気が小さくて心配性なんです。笑
優しいBettyさん
「日本であなたの本を読んで、それですごく感動して、あなたに会うためにNYに来たんです」と伝えるとすごく喜んでくれました。
「日本と言えば、モリハナエで仕事をしたことがあるわ。素敵なブランドよ。彼女と息子さんにも会ったことがあるのだけど、彼はとても背が高いの。」とこちらに寄り添うような話もしてくれた。モリハナエで働いていたこのは、本にも書いてあったような気がする。
「NYは初めてで、一人で来たよ」というと驚いていました。
「東京には2回行ったことがあるけれど、一人なんてとても怖くて行けないわ。あなた怖くないの?」
いや怖いですwww 「思ったより安全で、街歩きしやすい」と伝えると、でも危ないところもあるからね、とにかく気をつけてよね、と何度も言われました。笑
てかここまでで2000字w まあいいや続けます。
お願いしたセレクト
こんな服を探してっていうことで伝えたのは2点。
✔️夏用のリゾートでも街でも使えるワンピース
「ワンピース」って言ったら伝わらなくてLINE翻訳を立ち上げるw
「リトルドレス」って言ったら伝わりました。
✔️私に似合うカジュアルな普段づかいのコーディネート
予算はそれぞれ800ドル以内で、と伝えました。
正直高いですが、バーグドルフの価格帯を考えるとそんなに高くないゾーンです。
せっかくなら買える服がいいなと思って、一応予算を伝えました。
店内は秘書の方も含めて3人で
いろいろ雑談をした後に、店内へ。Bettyさんはおそらく重いものが持てないのでしょう。セレクトした服は秘書のマリアさんが運びます。
店内の服をザクザクと選んでいくBettyさん。
ピンクの星がついた黒いシースルーのシャツ、赤いイチゴの1940年代風ホームドレス、カクテルグラス柄のサマーブラウス。。。
私は普段から結構派手な服を着ることが多いのですが、似合うものってやっぱりそういうちょっと個性的な感じなのですよね、Bettyさんセレクトも派手なのばかりでしたw
服を選んでいる最中に、Tiny Tiny(あなたは細い)って何度も言われたのが不思議でしたね。素敵なものがあっても、サイズが大きくて(小さいのが置いてなくて)ダメなものも多数。
私は日本だと160cmと平均的な身長ですが、アメリカだと小さい様子。周りの買い物客を見ると、確かにみなさん170cm近くありそう&体格も良い人が多かった。
日本では9号でも、アメリカだと、XSとかSでちょうどいい感じ。
Bettyさんはセール/プロパー(セールじゃないアイテム)両方のラックをザクザク見ながら服を選んで行きます。「服をタグ=ブランドで見ない」と著書で書かれていましたが、まさにそういう感じでざっくばらんに選んでいく。
「これはいいわね」とラックから選んだ後に値段を見て「これは(あなたの予算には)ちょっと高いわね」と言うことも。でも面白い服もあったので「着るだけ着てみたい。ひとまず選んで欲しい。」と伝えました。
店内を歩いているときは、どの販売員にも挨拶し、声をかけ、軽い日常会話を交わしていくBettyさん。この子は日本から来たのよ、っていろんな人に挨拶させてもらいました。男性の爽やかな販売員さんも全体の4割くらいいて、すごく楽しそうに仕事をしているのが印象的でした。
店内を歩き回っていたのは30分くらいかな。選び終わるとオフィスに戻って、試着開始。
試着室は割とオープンw
白くて四角い試着室の壁に、服をかけるポールが付いているのですが、そこにセレクトした服を並べていきます。自分のクローゼットが出来上がっていくみたいで興奮w
Bettyさんたち、お客が下着になるのは別に気にならないみたいで(試着室はプライベートスペースではあったけれど)、2人の目の前で着替えていきますw まあ、いいかと思って次々着る。20着くらい着たかな。
似合わない服は即座に「違うわね」と言って引っ込めていく。
Bettyさんは結構顔に出る人で、私がより素敵に見える服を着たときはぱあっと顔が輝く。
キュート!ビューティフォー!グレート! 褒め言葉が爽快。
最終的に選んだのは5着
選んでもらった服の中で、ベティさんも私も良いと感じたのは7着。
「あなたに似合うのばかり選んだけど、買うか買わないかはあなたの自由よ。私は一切無理には進めない。よかったら好きなのを選んで。」
と言われて選んだのがこちら!
自分では買わないな、と思うものを残しました。
何度も何度も「Sure!?(本当にいいのね?)」と確認してくれた。お客さんに無理してお勧めをしない、という信念は本当に著書の通りで感動するレベルでしたよ。
意外と似合うんだよね。(デニム履いてるけど)
こちらはアリスアンドオリビアというワンピースが可愛いブランドのもの。デザイナーの誰々とのコラボで限定なのよ!って秘書のマリアさんが興奮気味に伝えてくれて、ほうほう、と聞く。でも知らなかった。私も実はブランドにそこまでこだわりはなくて。しかし似合うなあ。ちなみにアリスアンドオリビアは日本より3割くらいお値ごろ。
ジャケットとパンツもいい。おっしゃれー!
このパンツ、実はジャージ素材で、しかもセオリーのなんです。セオリーはNYでも人気みたい。ただ、このパンツは日本で見たことがないようなデザインでしたw
確かにかっこいいけど、実際履くかなあ?と思って、試しにその日着てたトップスに合わせたら合うじゃん。これ何ならおばあちゃんになっても履けるかも。買う。
花柄のワンピースもアリスアンドオリビアで、帰国後の夜会で早速着た。分かりやすいミニスカートを履いたの、多分5年ぶりくらい。
この日MIDちゃんが書いてくれたイラストがかわいい!
カーキ色のシャツジャケットももう本当お気に入りで、すでに何度も着てます。
気になるお値段は
お値段は5着で2000ドルくらい。正直予算オーバーでめっちゃ迷ったけど、こんな機会めったにないし、着たい!!!と思うものだけを購入。
今回お買い物できたのは、講座に来てくれたり、私のサービスを使ってくれた方のおかげ。お仕事頑張ってよかった!みなさん本当にありがとう!!!
早くみんなに見せたいなー!と、ワクワクしながらカード切りました。
美しいディスプレイをどうぞ
そんな感じで、買い物は1時間ほどで終わったのですが、Bettyさんがせっかくだから、と、7階のギフトフロアを中心に案内してくれました。
可愛い動物アイテムをたくさん見つけたので、貼っていきますね。
高級百貨店ですが、ワンちゃんの出入りOKなことに驚きましたw
おわりに
会いに行って本当に良かったです。私も同じようにお客さんに服を選ぶパーソナルスタイリングという仕事をしているのだけど、やっていることが同じだったから、自信が持てました。
その方の雰囲気や外見を見て、欲しいものやライフスタイル、好みを聞いて、選ぶ。実際に着てもらって、素敵だと思うものだけを残す。無理に勧めない。買い物はお客さんに任せる。
言ってしまえばBettyさんに会いに行って、ただ服を選んでもらっただけ、なのですが、私にとってはその事実以上のワクワクと興奮があったんですね。
初めての一人海外、NY、自信のない英語力、そして憧れのパーソナルショッパー。
特にベティさんのアテンドを利用する事については日本語で全然情報がなくて、まるで未知の冒険みたいでした。
NYに行く予定のある人、NYにいる人は是非体験してみて欲しいです!
Bettyさんは著書かインタビューで「私はお客さんを選ばない、断らない」と言っていたのだけど、本当にオファーすれば会うことができました。思ったより気軽に選んでもらえると思う。緊張したけどねw
私はこのページからメールしました。
それではまた〜!!!
小鳥遊みどり