断捨離で最後に残ったもの〜向き合うものが怖いものたち〜
断捨離がまもなく終わります。
5月中に終わらせたかったんですが、まだ少しかかりそうです。
向き合うのが何となく嫌なものが残りました。
(image from:https://pamobriensblog.wordpress.com/2012/06/22/time-to-say-goodbye/)
向き合うのが怖いものたち
1.ミシン
2.楽器(エレキバイオリン)
3.TOEICの新公式問題集/キクタン/情報カード
4.父からの手紙
5.編み物の本/棒
趣味で集めた布やパーツ。好きなアーティストのCD・グッズ。これらはなんとか向き合いました。ちょっとパワーのいる作業でした。自分にとことん素直になる必要があるからです。上にあげたもの達は、わたしにとって、もっとパワーが要ることなのです。全て、膨大な時間とお金を投下してきたこと、またはその結果だからです。
過去の自分が強く求め、惹き付けられ、愛したものたち。万物が流れ行くのと同じで、わたしたちもどんどん変わります。生きながら、興味だけでなく、考え方や価値観も移ろってゆく。それなのに、移ろいを認めたくない気持ちがある。過去に強く関わったものを手放したくないのは『自分のことを否定したくない』『手放したら勿体ないのではないか』そんな気持ちがあるからです。自分のことが可愛くて大好き。みんなから凄いねって思われたい。認められたい。愛されたい。なんとまあ、欲張りと言うか傲慢と言うか。自分で自分のことを愛していれば、それで、満たされることは知っているのに。ね。
今は旅の途中です。わたしたちは「死」という旅の終着駅に向かいながら、色んな場所に立ち寄っています。目的を持って行き先へ向かうこともあれば、特に考えずに気の向くままにふらふらと彷徨うこともあります。そして、行き先によって必要な荷物は変わります。持てない荷物や、不要な荷物は置いていきます。
今は過去とは違うんです。今行きたい場所に向かうのに、過去に行きたかった場所にも向かおうとしてしまって、逆方向に進む。あれ、やっぱし違うよなって思って、行きたい場所に向かう。でも後ろ髪を引かれて、過去に行きたかった場所も気になって、少し戻って、また進んで、堂々巡り。過去を大事にしすぎることは、時として足かせになるんだと気付きました。動いているからストレスは溜まりにくいけど、それでも確実に不満の種は芽を出し、鮮やかな緑色の双葉を開き始めています。
荷物は置いていくだけ。ただそれだけのことですが、愛したものたちに別れを告げることは、過去の自分を否定するような気がしていました。否定ではありません。前に進むために、運ぶ荷物は最小限にしておきたい。ただそれだけ。
『見たい』『聴きたい』『触れたい』『やりたい』『知りたい』etc... そんな気持ちには賞味期限があります。『やりたい』そう思った時が華なのです。自分の中に沸いた欲求を抑えず、この先はまっすぐに叶えよう。それだけで満ちたりた日々がやってくるでしょう。
書いていたら少し気持ちが楽になってきました。
ようやく、向き合う覚悟が出来そうです。
この記事を書くきっかけをもらいました。みなさま、どうもありがとう。
金平糖さん
泣きたくなりました。洋裁、ししゅう、編み物。わたしもものづくりに人生の一部をかけてきました。手放しても身体は覚えているでしょう。またいつか出会えたら。
りんかさん
彼女の正直な体験談を読んで、わたしも素直な記事をかく勇気を貰いました。
そぞろぐさん
正直な気持ちで書かれた記事が、わたしの心を静かにしてくれました。
後日談
ちゃんと向き合えました。ただ怖がっていただけ。
とくべつなことは何も起こりませんでした(笑)
手放したもの
残したもの
2.楽器(エレキバイオリン)
ふたを開けたらワクワクしたから。
ケースが重いので買い替えたい。
使わない時期も多いので、レンタルサービスでも始めようかと目論んでいます。
3.TOEICの新公式問題集/キクタン/情報カード
900点取れなくてちょっと悔しかった(笑)その気持ちを引きずっていた事が分かりました。予定次第で、再トライしたいです。
みどり