どうしてもやりたいことがあるなら、勇気を持って行動しよう
大阪へ向かう朝、ラッキーなことがありました。
高速バスが遅れてしまい、飛行機に遅れそうになったのですが、偶然居合わせた方に、空港までのタクシー代を払ってもらったのです。
タイトルは、その時に得た教訓です。
予定の高速バスに乗れなかった
まだ外が暗い中、空港への直行バスに乗るため
やや距離のある近隣の駅へ向かいました。
バス停には長蛇の列。ビジネス利用風の人、旅行者風の人、色々です。
バスの到着時刻を過ぎて、列は更に長くなります。10分待っても来ないし、15分経っても来ない。ようやく来たバスには人数制限があり、わたしは乗車出来ませんでした。
次のバスでは、間違いなく飛行機に乗り遅れます。
どうしようかな、と思っていると、前で待っていた男性が、係員に運賃を返金してもらっています。
次のバスも遅れているし、飛行機に乗り遅れてはマズいので、わたしも便乗して返金。
タクシーで空港に向かうことにしました。
タクシー代...?
タクシー乗り場に向かいながらふと考えます。
空港まで、いくらかかるんだろう?高そうだなあ。
ふと、目線を上げると、先ほど前で待っていた男性が、スーツケースを引いてタクシー乗り場に向かっているのが見えました。
(ピコーン。相乗りさせてもらえないかしら・・・)ドキドキしながら、男性の近くに行ってみます。
目的地が同じ人にアプローチ
みどり「すみません、羽田に向かわれますか?」
男性「はい」
みどり「あの、もし宜しければ相乗りさせてもらえないでしょうか」
男性「・・いいですよ」
みどり「ありがとうございます!お金は半分お支払いします。」
男性「要りませんよ。」
みどり「いえ、お支払いしたいです。」
男性「ただし、タクシーは選べませんよ。僕は、個タク専門ですから。」
綺麗な白いつるんとしたタクシーに乗り、空港に向かいます。
男性は、仕事で飛行機を利用するそうで、遅れたら大変だと言っていました。こんなにバスが遅れるのは初めてだそうです。
どうして僕が羽田に行くと分かったのですか?と聞かれ、同じバス停の後ろで待っていたことを伝えました。
更に、空港までのタクシー料金が半額になったら嬉しいなと思って・・・と正直に言うと、明るく笑ってくれました。
きっと仕事も出来る方なんでしょう。タクシーの運転手さんや、わたしと話す時、さり気ない冗談を混ぜながら、話してくれます。
タクシーから見る東京の夜明け、まるで宝石箱のように綺麗でした。
空港に着くと、タクシーチケットで支払いを済ませた男性は「ほんとうにお金は要らないよ!また、どこかで会いましょう!」と、颯爽と去って行きました。
何度も何度もお礼を伝えました。
伝わったかな・・・?
どうしても時間通りに飛行機に乗りたかった
冷静に考えれば、交通機関の遅延なので、次の便に振り替えてもらうことも出来たでしょう。
しかし、大阪では朝から予定がありました。人と会う約束もありました。
次の飛行機が満席で、もし振替ができなかったら嫌でした。
絶対に予定通りの飛行機に乗りたい!
更にタクシー代も安くしたい!
その思いが、男性に話しかける勇気を後押ししてくれました。
勇気を持って行動すると、運が掴めるのかもしれない
気持ちがあれば、行動は変わるし、人に伝えると、思いを叶えてくれることがあります。更に予想以上にハッピーな出来事が起こることを知りました。
たまたま運が良かっただけでしょ、と言ってしまえばそれまでですが、バス停を離れ、タクシー乗り場に向かった人は、男性の他にはわたし一人でした。
行動したことで起きたことには間違いありません。運は自分から掴みとるものなのかも、しれません。
また「どうしてもやりたい」ことに出会ったら、おそれずに、勇気を持って行動してみたいと思います。
そう言えばそんなことを、杉山大輔さんも書かれていました。
いい本です。
みどり