ハイヒールの思い出と、お別れ
靴箱の中に眠っていたハイヒール。傷んでいるけど見ないようにしていたサンダル。
いざ出かけようとふと靴箱を見て、とうとう決心がつきました。
過去のお気に入りとお別れです。
ヒールを履かなくなった
冬にブーツを履く時以外、ローヒールの靴の出番が増えました。
理由はひとつで、足が痛いことで行動に制限がかかることが嫌になったから。
最近は「動きやすいのに可愛く、足が綺麗に見える靴」がお気に入りです。
捨てられなかった理由
また履けたらいいなと思っていました。だけど足のアーチが弱っているせいか、履いてもすぐに脱げてしまいます。
ストラップ付きか、ブーツでなければ、今の自分には、ハイヒールは履けないのです。
ないものねだり
履きたいけど履けない。しかし、履けるように何か努力をしているわけではありません。自然とまた履ける時が来ないことは知っています。
不毛な「ないものねだり」は、もうやめることにしました。
きっかけをくれたミニマリスト
そんな風に思い切れたのは、昨夜ミニマリストの方々と会ったから。
ものを減らすことを話したわけではないのだけれど、自分のライフスタイルをよく知りつつ、どこか達観している彼らを見て「やっぱり持ち物が少ないのはいいな」と感じました。ミニマリストはやめても、今、必要なものと一緒に暮らしていくこと、続けていこうと思います。
ハイヒールが大好きだった
ハイヒールが大好きでした。初めて履いたのは中学生の頃。ららぽーとで友達と一緒に買ったウッドソールのサンダルです。ハイヒールを履くと、足が長くて綺麗に見えるんだなあと、お店の鏡にうつる自分の姿にほれぼれ(笑)その頃から夢中でした。
持ち物がマキシムだった大学生の頃。服よりも靴が多く、実家ではいつも母に文句を言われました。そんなに持っていてどうするのと。靴箱におさまらない靴は、部屋の壁にずらっと並べていました。学びも遊びもファッションに明け暮れたあの頃、毎日違う靴を履くことが楽しみでした。その殆どがハイヒールだったのです。
その頃は、純粋にハイヒールが好きという気持ちだけでなく、自分の外見にも中身にも自信がなくて「もっと良く見せたい」と思って履いていた気持ちもあったと思います。
お別れしたハイヒールたち
右の2足がヒールでした。1足はビルケンのサンダル。底が絶望的にすり減っていて。
一番右はピッピのヒール。ピッピの靴っていいですよね。つま先が丸くて、コロッとして可愛くて。
真ん中のは歩きやすさ重視で購入したカジュアルなもの。結局あまり足に合いませんでした。
パーティシーンでさえ、細くて高いヒールを履くことがなくなりました。
かかとを高く上げなくても
ハイヒールを履かなくても、自尊心は保てます。誰かに嫌われることも、蔑まれることもありません。
ファッションは、コンプレックスを隠すことは出来ても、根本的に解消することは永久にありません。それとこれとは話が違う。
必要以上に背伸びして、無理しなくたって、いいんです。女性らしさを大切にしたいので、おしゃれはするけれど、自然体で気持よく過ごすことも大切にしたいですね。
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みどり