高野山東京別院の阿字観実修に行って感じたこと
東京・品川のお寺「高野山東京別院」に行ってきました。
以前から興味のあった「瞑想」を体験するためです。
きっかけは東京ミニマリストオフ会でお会いしたnagisaさ
宗教に関することは全く詳しくないのですが、「瞑想」
阿字観って?
簡単に書くと瞑想方法のひとつ。厳密に言うと阿字観の中には種類があるそうですが、詳しくは書けないのでごめんなさい。昔から真言宗に伝わっていて「世界と自分とはひとつである」ことを実感できるものだそうです。
瞑想というと棒でバシッ!と叩かれそうなイメージがあるのですが、そういうことはありませんでした。元々は「阿」という梵字を見ながら行うものです。わたしの体験では、文字を見ることはありませんでした。
立派なお寺
高野山東京別院は江戸時代に建てられたお寺で歴史があります。
宗派は高野山真言宗、開祖は弘法大師です。
お寺はとっても立派でした。敷地内に足を一歩踏み入れただけで、
敷地内は厳格な雰囲気はありますが、
場所は品川
JR品川駅から徒歩15分くらいの場所にあります。
普段足を踏み入れる機会がほとんどないので目に付かないのですが
5.60人の参加者と阿字観
お寺の中に入ると、ボランティアの方が場所を案内してくれました。
お参りに行く時に、賽銭箱が置いてある奥のスペースってありますよね。仏様がいたり、蓮の花の置物が置いてある場所。ここに通してもらいます。普通は入ることは出来ない場所ですが、この日だけ特別に入れるそうです。
整えられた空間と、荘厳な雰囲気にドキドキしました。
部屋の入り口に置いてあるお香(塗香)で手を清め、座布団を持ち、
阿字観は10時からスタートしますが、9時30分から初心者の為
nagisaさんから事前に説明を伺っていたので、10時に行きま
初めての人は説明会に参加した方がいいと思います。
住職さんが言葉と動作でやり方を教えてくれる
住職さんがその場で、瞑想の手ほどきをしてくれます。
初めての人でも分かりやすいような言葉・動作で、
ほの暗いお寺の中で、
静かな空間の中でドキドキしていました。
立ったり座ったり、
瞑想の準備が続く。声を出すと・・・
その後、座り方を教わって、瞑想に入るのかと思いきや、
声は、ラがちょっと低くなったくらいの音でした。
(440Aのチューナーの針が左側でぴくぴくする位の音程)
みんなず〜〜っと声を出しています。
5分10分続けていたような気がします。
声を、ただ、無心に出すことって普段しないので、長い時間に感じました。もっと短かったかもしれません。
途中から、声を出さずに、皆さんの声に耳を傾けていました。
美しいハーモニーだと感じたのです。
声が和音のように何層にも何層にも重なった「あ~」という声が、
その後、ようやく瞑想に入りました。
生きることは静かなことなのかも
瞑想の間は、目を閉じていました。(もしかしたら、
もし瞑想中に、色々なことを考えてしまっても、
ぼんやりしている間、自分の呼吸に意識が向きました。
普段、息をしていることって意識しますか?ヨガやスポーツ、
呼吸ってとっても静かなんです。
生命活動の維持に必要なエネルギーって、
瞑想の終わり
呼吸は静かだし、お香の匂いはいい匂いだし、
その後住職さんの茶和会があるとのことで、お座敷に移動します。
茶和会のこと
瞑想が終わった後、11時から1時間ほど行なわれます。
いただいたお菓子とお茶。ごちそうさまでした。
仏教の始まりや、密教とは何か、悟りということの意味、
nagisaさんが
印象に残ったこと
- お釈迦様は、命の所有権を放棄した人。
命の所有権を放棄することを、解脱、悟りと言う。 - 悟りとは、自分に関心を持って、自分を精査すること。
その手段が瞑想。
×世の中をよく知っている
○自分のことをよく知っている
- お釈迦様は「最低限のものを持とう。生産活動から身を引こう。
」ということを体現した人。
着るものは、人々の不要になったぼろ布をもらって作っていた。
食べるものは人々の食べた残りものの豆を少しずつ貰って、
この話を聞いて「なんだか坂爪さんみたいな人だなあ」とふっと思いました。
他にも素敵なことを沢山話されていたのですが、
阿字観は定期開催です
瞑想が体験できる阿字観実習は、1か月に2度、
今年度は12月19日が最後の会。興味のある方は是非参加してみてはいかがでしょうか。わたしもまた参加してみたいなと思っています。
nagisaさん、この度は丁寧なアテンドをありがとうございました♡
みどり