よりどりみどり

歯列矯正・ミニマリスト体験記など

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モノを減らして起きた「進化」

最近「ミニマリスト」がさらに世の中に広まってきています。

 
ブログなどでお付き合いのある方の中にも、本を出版されたり、テレビ番組や雑誌などで取り上げられたりする方が多いです。わたし自身も書籍に紹介していただく機会に恵まれました。
 
注目の分、まだまだ珍しい存在なんだろうと感じます。
 
先日、とある新聞社の方が自宅にインタビューに来られました。
 
モノを減らしてから、何かいいことはありましたか?と聞かれました。印象に残った自分の回答を紹介したいと思います。
 

モノを減らして「良かった」 

まずはじめに、わたしはモノを減らして「良かった」と思っている人です。
 
4か月にわたる「人生最後の断捨離」で、沢山のモノを捨てました。しかし、捨てたものの中で後悔しているモノはひとつもありません。というか……忘れてしまいました(笑)
 

家事と身支度が楽になった

フルタイムで働いていますが、基本的に毎日自炊しています。よほど忙しくなければ、お弁当も詰めて持っていきます。

 
これは体調維持と、美容のため。外食が続くと胃がもたれたり、肌が荒れやすくなるのです。
 
夕食を手作りするのは、上に加えて恋人とのコミュニケーションのためでもあります。1日の終わりに手作りのご飯を一緒に食べるだけで、わたし達はささやかな幸せを感じます。
 
料理に使う道具や食器は、必要なモノだけ。管理するモノ自体が少ないので、迷わずに料理と片づけが出来ます。
 
また、ホテルのような部屋が好きなので、こまめに掃除するようにしていますが、掃除も同様に楽ちんです。
 
今の家に引っ越してきたばかりの頃、今よりももっと多いモノに囲まれていました。
 
恋人は部屋が多少汚れていようが外食が続こうが全く気にならない人で、初めは1人で必死に家事に取り組んでいました。しかし、2人分の家事を上手にこなすことが出来なくて、毎日疲れてゲッソリしていました。
 
今だから言えますが、ただ暮らすことが満足に出来ないなんて!と、悔しくて隠れて泣いていることも(笑)
 
そんなわたしにとって、モノを減らし「家事の必須事項を根本的に減らした」ことは、結果的に大成功でした。
 
クリーンな部屋で好きなご飯を作って食べ、ぐっすり眠れる生活を続けているだけで、穏やかな人間に生まれ変わった気がします。
 
実は、それよりも、もっと良かったことがあります。
 

人と比べなくなった

これはわたしにとって、ものすごい進歩だと思います。
 
以前は、周りの人と比べて、どうして自分はこんなに不幸なんだろう?って思うことがよくありました。今考えると気持ち悪いですが、事実です。
 
しかし、ただ「モノを減らしたから」と「人と比べなくなった」直接イコールで結びつけるのは難しいかもしれません。
 
その間にある過程を分解してみましょう。
 
モノを減らしていく→不要なモノを捨てる→なぜ捨てたかったのか考えてみる→自分のネガティブな面や感情に気づく→気持ち悪い→モノを捨てたから自分の悪いところまでなくせるわけではない→どうしたらいいか必死に考える→とりあえず受け入れる→仕方ないかと思ってみる→ちょっと楽になる→モノを捨てていたら、今必要なモノが分かった→取捨選択できる自分っていいな→自分のいい所にも気づく→モノが減って家事が楽になる→生活が楽になってきた→残ったモノの中に、自分の「好き」「大切」を見つける→毎日がちょっと楽しくなる→同じような価値観の人とつながりができる→毎日がさらに楽しくなる→その人たちに向けて自分が出来ることって何?→考えながらやってみる→喜んでもらえたり反応をもらえる→楽しいことが毎日のように起こる→これやってくれない?と頼まれることも増える→頼られるのは嬉しい→なんかわたしの毎日、すごくいい感じ→周りの人のおかげ→周囲の環境に感謝しながら暮らせるようになる→あれ?いつの間にか人と比べなくなってる!
 
長いですね(笑)ここまでおよそ10か月くらい。大分変わりました。元をたどると、モノを減らすことが発端です。
 
多分、余計なことを気にしなくなったんだと思います。
 
最近では、今あるものを生かしながら、明日をちょっと良くするにはどうしたらいいか?と、色々なことに対して、よく考えています。
 
迷いや悩みについても、理想と現実を混ぜながら「今、ベストなのはコレ!」という答えを導き出せるようになりました。
 

比べている暇なんてない

 
今、やることが沢山あります。出来るだけ丁寧に取り組みたいことばかりです。
 
身近な友人には「5年前のみどりが、今のみどりを見たら、ビックリするんじゃない?」と言われました。そのとおりだと思います。
 
生活も考え方も行動も習慣も変わりました。だけど急に変わったことは1つもありません。ちょっとした変化を積み重ねてきた結果です。
 
行動的な性分ですが、自分の意志だけではどうしようもないこと、待つことが必要なことにも向き合っています。毎日、毎日、健康で過ごせることが本当にありがたいです。
 
こう書くと身も蓋もないのかもしれませんが、人と比べている暇がありません。
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ミニマリストは変化をおそれない人かも

 
モノを減らせば幸せになれるわけではないと思います。それは人それぞれ。
 
しかし、間違いなく、自分自身が変わるきっかけになると思います。
 
変化をおそれずに生きる。たったそれだけで、人生は前向きに変わっていくもののようです。
 
みどり