よりどりみどり

歯列矯正・ミニマリスト体験記など

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断捨離で最後に捨てたもの(1)編み物グッズ

捨てたくても捨てられなかったもの達に、順番にお別れを言います。

今日はこれ。編み物に使う棒です。

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編み物が大好きだった

趣味のひとつでした。過去形なのは、少なくとも5年間は1度も作ってないから。

 

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編み物に興味を持ったのは小学生の頃。おばあちゃんが編み物が得意な人で、毎年、母にセーターやベストを編んでプレゼントしていました。おばあちゃんの作ったものは、既製品よりずっと綺麗で、色使いも斬新で素敵でした。手編みだけでなく、時には編機を使って作ることもありました。おばあちゃん、こんなの作れんの!?すっげー!と尊敬していました。

 

そんなある日、夏休みの宿題で、工作をすることになりました。手作りなら何でもOKということで、みどりは手芸をすることにしました。おばあちゃんみたい編み物やってみたいけど、難しそうだし、でも、毛糸で、何か出来ないかなあと考えていたとき、図書館で借りた本でこんなものを見つけました。

 

『ぽんぽんひよこ』

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出典:http://www.okadaya.co.jp/event/assets/140328_shiki_les_1.jpg

 

編み棒を使わないで、厚紙とハサミと毛糸と接着剤があればヒヨコが作れるの。

超可愛い!!これなら不器用なみどりにも出来そう。夏休みにおばあちゃん話したら、良さそうな毛糸を選んでプレゼントしてくれました。作り方を手ほどきしてもらって、一緒に何個も作りました。肝心のヒヨコたちはもう捨てちゃったけど、楽しかったなあ。

 

その後、みどりは小物を作ったり手芸をするのが大好きになります。おばあちゃんも共通の趣味をわたしが楽しんでいることを喜んでいました。思えば大きくなってからは、おばあちゃんと一緒に何かしたことってなかったです。おばあちゃんは少し遠くに住んでて、もう何年も会ってないんだけど、先日母が田舎に帰省した時に「これ、毛糸すこし余ってるんだけど、ポンポンくらいなら作れるから、アンタみどりちゃんに渡してあげて」って毛糸を渡してくれたらしいんです。そんな話を母から聞いて、ちょっと泣きそうになりました。ノスタルジーですね。口では「あ、いらない」て言っちゃってたけどね。スマン、おばあちゃん。みどりは大人になったのだ。

 

その後、本格的に編み物を始めたのは高校生の時です。付き合ってた彼氏に「手編みのマフラーが欲しい」って言われて、一生懸命作りました。彼も私もファッションおたくだったので、ちょっと凝ったものを作りました。ブルーとグレーを基調にした、ランダムなボーダーのロングマフラー。自分で中々力作だなって思いました。彼も大喜び。周囲からも評判が良かったみたいで、とても嬉しかったですね。それから自分用にも色々作りました。手袋や帽子などの小物を友人に頼まれてプレゼントすることもありました。楽しかったです。でも、大学を卒業する頃には、もう全然やってなかったと思います。

 

捨てられなかった理由

思い出をつらつら書いてたら、手放せなかった理由が見えてきました。編み物には楽しい思い出がいっぱいあるんです。一生懸命デザインして考えたものが予想以上に可愛く出来たり「みどりちゃんすごいねー」って周りから誉めてもらったり、嬉しい思い出ばっかりでした。徹夜とかして眠くても全然楽しかった。ミニマルな生活を心がけている今でも、何か作るのは好きです。

 

毛糸は簡単に手放せたのに、編み棒を手放せなかったのは、そんな楽しい時間を忘れたくなかったからなんでしょう。

 

だけど多分、よほど求められやしない限り、編み物はもうしません。

 

他にやりたいことがいっぱいあるから。そのことを認めて、次に行きます。

 

楽しかった思い出だけ大事にしよう

もう何年も昔のことをちゃんと覚えてて書けるんだから、思い出はきっとこれからも残ってくれるでしょう。編み棒たちには、何度もお礼を言って、お別れをしました。思い出、大事にするよ。またいつか出会ったら、楽しくやろうね。

 

みどり